コロナ禍にともなう消費者の行動制限や外出自粛の影響を受け、小売店や飲食店の店舗集客は厳しい状況にあります。
DMとスマホサイトを連携させ、アナログなマーケティングとデジタルなマーケティングの相乗効果を狙うのが、ニューノーマルな状況下の店舗集客のポイントです。
ここでは、小売店や飲食店の店舗集客の課題を分析したうえで、店舗集客のためのDMとQRコードの活用術を解説します。
【コロナ禍】小売店や飲食店の店舗集客の2つの課題
コロナ禍によって、なぜ小売店や飲食店の店舗集客は苦戦を強いられているのでしょうか。
まずは、小売店や飲食店の店舗集客の2つの課題を見ていきます。
① 外出自粛と営業時間短縮のダブルパンチ
政府の緊急事態宣言を受けて、消費者の間で不要不急の外出を避ける「巣ごもり消費」の消費トレンドが高まった結果、消費者がリアル店舗を訪れる機会が減少しました。
同時に、飲食店を対象とした休業要請や営業時間短縮要請によって、営業したくても営業できない状態が続いています。
店舗の急な営業時間変更が、顧客にきちんと伝わっていないケースも少なくありません。
その結果、顧客の足が店舗からますます遠のき、売上減少に拍車をかける悪循環に陥っています。
② 消費行動のオンライン化が進む
一方で、スマートフォンやタブレットの利用が増加し、非接触での買い物をする消費行動が顕著に見られるようになりました。
飲食業界や小売業界でも、宅配やテイクアウト、ネットショッピングの利用が増えるなど、「消費行動のオンライン化」が進んでいます。
その結果として、消費者がリアル店舗を選ぶ機会が減少しています。
従来のDMやチラシだけでは、効果的な店舗集客につながりません。
スマホやタブレットの利用が増えた点に着目し、クロスメディア展開で顧客接点や流入経路を増やして、改めてリアル店舗の魅力を発信していくことが大切です。
DMとQRコードを利用した店舗集客の3つのポイント
小売店や飲食店の店舗集客なら、DMとQRコードを活用するクロスメディア展開が効果的です。
DMとQRコードを活用した店舗集客のコツを3つ解説します。
① QRコードをDMに掲載し、DMとWebの相乗効果を狙う
QRコードをDMに掲載することで、Webへのアクセスを通じた顧客の流入が期待できます。
たとえば、キャンペーンサイトやランディングページ(LP)、クーポンの発行、Webアンケートへの誘導などが可能です。
QRコードの反響率は低くありません。
日本ダイレクトメール協会の「DMメディア実態調査 2019」によると、DMを通じてインターネットにアクセスした経験が「ある」と回答した人は11.1%、「たまにある」と回答した人は29.1%で、全体の約40%の人からの反響が期待できます。[注1]
② 消費者の目を引く「デザインQR」を活用する
DMに掲載するQRコードは、通常の白黒のQRコードよりもデザイン性がある「デザインQR」がおすすめです。

ドットの色や形を自由にデザインできるため、消費者の目を引きやすくキャンペーンサイトやランディングページへ誘導しやすくなります。
特にデザインQRは、クリーニング会社やアパレル会社の導入事例が多く、魅力的なQRコードを作成することで店舗集客効果が期待できます。
③ 魅力的なキャンペーンサイトを作成する
リアル店舗への来店を促すには、魅力的なキャンペーンサイトやランディングページを作成することも大切です。
サイト制作の知識がなくてキャンペーンサイトの制作が難しい場合は、サイト制作サービスの利用も効果的です。
すでに用意されたテンプレートから選ぶだけで、アクセスしたユーザーがリアル店舗へ足を運びたくなるようなキャンペーンサイトを制作できますよ。
まとめ
DMとQRコードのクロスメディア展開で店舗集客を
新型コロナウイルスの流行にともなう行動制限や外出自粛によって、小売店や飲食店の店舗集客は苦戦しています。
従来のDMやチラシといったアナログなマーケティングに加えて、デジタルなマーケティングを併せることで、顧客の流入経路を増やすことが大切です。
特に効果的なのがDMにQRコードを記載して、DMとWebの相乗効果を狙うクロスメディア展開です。
消費者の目を引く「デザインQR」や魅力的なLPの作成で、店舗の集客効果はさらに高まりますよ。
※ QRコードはデンソーウェーブの登録商標です。
関連リンク
[注1] 一般社団法人日本ダイレクトメール協会:「DMメディア実態調査2019」調査報告書要約版
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