「デザインの4原則」って何?②

アート・クリエイティブ
アート・クリエイティブ
inko

こんにちは、inkoです。

前回は「デザインの4原則」から「近接」をご紹介しましたが、今回は「整列」をご紹介したいと思います。

前回の「デザインの4原則」を見たい方はこちらをクリックしてください。

まず「デザインの4原則」のおさらいです。

  1. 近接
  2. 整列
  3. 反復
  4. 対比

の4つでしたね。

近接とは「画像やテキストなど関連する項目を近づけてグループ化する」ことでした。

それでは「整列」とは何でしょうか。
inkoの頭の中では「整列」の字面も相まって体育の授業の気分です。

「整列」とは

整列とは「きちんと列をつくって並ぶこと」を言います。[注1]
デザインの4原則での「整列」もその言葉通りで、「要素を整えて配置する」ことです。

そのためにはまず「近接」で「関連する項目を近づけてグループ化」し、そのグループを整えてレイアウトします。

例えばこの名刺はどうでしょう。

文字が右にいたり左にいたり忙しいですし、イラストが文字の檻に囲まれているように見えて仕方ありません。
これをまず「近接」でグループ化しましょう。

情報がまとまりました。
しかしまだ見づらい印象を受けます。そこで出てくるのが「整列」です。

文字の情報をすべて「左揃え」にすることで要素が整えられました。

見えない線を生む「整列」

ところで文字の情報の左側に何か見えませんか?

赤色ではなく透明な直線が見えてきますね。
この見えない透明な線を意識して「整列」させると、レイアウトに締まりが生まれます

まとめ

関係する情報はまとめて、項目ごとにしっかりと余白をとる。
そしてまとめた情報を整えて配置する。

これでさらに情報伝達効果がアップします。

「近接」も「整列」も当たり前そんなの基本でしょと思われるかもしれませんが、振り返ってみると意外と欠けていたりするものです

伝えたいことの1/3も伝わってないんじゃないか、このレイアウト…と思うときには「近接」や「整列」を是非一度思い出してみてください。

次回は「反復」についてご説明します。

関連リンク

[注1] Goo辞書:整列(せいれつ)の意味

関連サービス

東洋美術印刷:グラフィックデザイン・企画編集